ATFにフィルターを。 マグネファインの清浄機能。
和歌山県からお越し頂きました。
H18 アルファード ANH10
走行距離は3万キロ走行。
少し前に中古車での購入したそうです。
今回の整備依頼は
マグネファイン取付 と ATF交換です。
トヨタやニッサンなど
ほとんどの車のATには
ATストレーナー は付いていますが
ATFフィルター はありません。 (一部の車種を除く)
(オイルパン内に茶コシの様な金属メッシュストレーナーのみが多いですね。)
調べてみると
ストレーナーとフィルターは良く似た言葉ですが
役割が少し違いました。
ストレーナー 機器の保護目的ために機器の手前に設置する。(AT内部の破損を防ぐ為)
フィルター 流体そのものを清浄性を高める為を目的とする。(ATFの清浄化の為)
となっております。
スバル車のATのその辺は優秀で
オイルパンにストレーナーが一つ。
外部にもカートリッジ型フィルターが一つ。
(過去に数台、10万キロ走行したレガシィの
オイルパン脱着しましたがキレイな状態でしたよ~。)
ストレーナーでミッション機構を守り、
フィルターでATFの不純物を除去が
スバルATの考え方なのでしょう。 (私もこの方が正しいと思います。 むしろ必要だと。)
ではなぜ他メーカーは最初から付けていないのか?
想像ですが、ATの理解が無い者が変に触ると壊れるのを警戒してでしょう。
(この辺は ATF無交換論 レベルゲージ廃止 と通ずる所がありますね。)
アルファードのオーナー様も
フィルターの必要性を感じていたようで
トルコン太郎のATF圧送式交換で
AT内部をキレイにした後
マグネファインを装着する事になりました。
まずは
アイシン AFWプラス 12L で
一気に圧送式交換をしたいと思います。
走行距離が浅いので
規定量少し多めの12L 1回で
ここまでキレイになりました。
取付には外部ホースを利用するのですが
イン、アウトの方向性があるのでお間違えなく。
イン側から入ったATFはまず磁石で鉄金属微粒子をキャッチし、
そのあと3ミクロンのフィルターでクラッチ粉やアルミ粉等を除去します。
フォード、クライスラー等に純正採用されているマグネファイン。
交換サイクルは5万キロ毎でOK。
もし目詰まりを起こしてもリリーフ弁が
内蔵されていますので安心ですね。
ATF交換と同時に取付がベスト。
常時在庫していますので
ぜひご相談ください。