愛知県 マツダアテンザGJ系 DSC🄬 ドライアイス洗浄で煤除去作業。
愛知県からお越しいただいたのは、
マツダ アテンザ GJ2FW
走行距離75000km
DSC🄬(ドライアイスショットカーボンクリーニング)のご依頼です。
マツダ スカイアクティブDのエンジン吸気系に煤が蓄積するのは、
皆さんご存じだと思います。
燃費悪化やアクセルレスポンスの低下に加速不足などなど、
ディーラーさんに相談しても解決せず、
ネット検索から弊社にご相談を多くいただいています。
弊社では数年前からドライアイス洗浄機を用いて、
吸気系の煤除去作業を行ってきました。
始めはレクサス・トヨタのGR直噴ガソリンエンジンの
インテークバルブに蓄積する強固なカーボンを
完全除去するために開発したDSC。
http://minato-motors.com/dsc/
SKY-Dにはそれの応用として専用ノズルの開発等をし、
クリーンディーゼルへの煤除去作業を構築しました。
おかげさまで全国各地からゾクゾクと依頼車両が入庫しており、
順次対応をさせていただいています。
http://minato-motors.com/blog/?cat=192
台数が多すぎるので全てをブログアップは出来ませんが、
一部記載していますので参考にどうぞ。
予約入庫から試運転をしてコンディションを確認。
エンジン インテーク系の部品を分解していきますね。
吸気系の部品を分解して、
インテークマニホールドを外します。
煤の蓄積状態を確認しますね。
インテークマニホールドの入り口は、
厚み15~20mm程の煤が蓄積していますね。
吸気経路の約40%は塞がっており、
吸気が入りにくい状態ですね。
蓄積パターンは使用環境やメンテナス頻度で、
数パターンの蓄積個所が変わりますが、
今回は一番多いタイプの蓄積パターンでした。
また吸気シャッターバルブにも、
分厚い煤が蓄積しているのが確認出来ますね。
インテークマニホールド出口も確認します。
こちらも厚み10mm程の煤蓄積で、
ポート内径が狭くなっていますね。
インテークマニホールドの内部の煤を軽くホジホジすると、
こんな感じの煤塊がポロンっと出てきました。
もし走行中にこんな煤塊がバルブに挟まればどうなるか?
エンジンの構造を理解している方なら想像が出来ると思います。
エンジンヘッド側の吸気ポートも確認すると、
こちらは厚み5mm程の蓄積状態。
奥に見えるインテークバルブにも大量の煤が固着し、
最深部のバルブ傘部にはバルブ形状が変わるほど煤が付いていました。
こうなると手作業での完全除去は不可能で、
完璧に除去できる方法は作業時間が多く掛かるO/Hか?
弊社のDSCをするかのどちらかでしょうね。
ドライアイス粒を圧縮空気で高速噴射。
熱収縮と昇華爆発力。
ドライアイスの特性を利用したドライアイス洗浄で、
強固に固着した煤を完全除去していきますね。
もともと高温状態の金属製金型の洗浄や
衛生度が高い食品加工設備の洗浄等で活躍しているドライアイス洗浄機。
ドライアイス昇華するとCO2に変わるので、
サンドブラストのように残留しない。
機械を傷付けずにクリーン出来るのは、
ドライアイスペレット自体が柔らかいからで、
総合的にエンジン洗浄系整備には適任な洗浄方法でしょう。
それではマスキングをして、ショット作業を始めます。
軽くワンショットするとドライアイス粒が直撃した箇所だけ、
素地が見えるほどキレイになりましたね。
ポート内は形状が複雑でかなり奥深いです。
数種類のDSC専用ノズルとアダプター類を組み合わせて、
E/Gにノーダメージで短時間に完璧に除去しますね。
こんな感じで全8個のポート内部をキレイに除去しました。
もちろんインテークバルブのシャフト部裏や
傘部も完璧に除去しています。
インテークマニホールドや吸気シャッターバルブにEGRバルブ。
こちらも新品同様にキレイになりましたよ~。
これで吸気経路を塞ぐ煤がなくなり、
吸気を邪魔する障害物が無くなりました。
ディーゼルなんて空気吸ってナンボのエンジンですから、
吸いづらくなると空気充填率が落ちては本来の性能は発揮出来ないのです。
よく勘違いというか誤解があるのが、
(経路が狭くなると流速が早くなって・・・・煤は問題ない。)
という意見。
最新のエンジンはガソリン・ディーゼル問わず、
いかに多くの空気をシリンダー内に充填するかがキーポイント。
そのため吸気経路にはストレスなく空気が流れる方が、
結果的には空気充填率が上がり性能が上がる。
吸気デザインが変わるような煤蓄積は良くない事なんですよ~。
とお伝えしています。
純正ガスケットを使用して、
もう一度元通りに組立ますね。
DSCオプション整備のインタークーラー洗浄。
こちらもDSCと同時に依頼される人気オプション整備となっています。
ブローバイガスへのオイルミスト混入で、
インタークーラーにオイルが溜まる。
そのオイルがEGRに含まれる煤と合流し、
サラサラの煤がオイル付着でインテークに固着。
溜まるオイルを定期的に除去するのも良いかと思います。
インテーク系の部品を組み立てて、
冷却水を補充しエンジン始動とエア抜き作業。
ラジエターキャップは入庫車両のほとんどが未交換で、
ゴムパッキンが劣化しています。
キャップはDSC後には全車純正品で交換しています。
キャップの気密性が悪いと冷却ラインに内圧が掛からないので、
夏場オーバーヒートしますよ~。
各学習値や燃料噴射補正などをリセットし、
再学習させます。
また非公開のマル秘作業もゴニョゴニョして、
試運転を行い納車となりました。
DSCと各オプション整備を全て依頼されても、
基本的には1泊2日で納車出来ます。
朝9時半入庫で翌日午前中の納車になります。
別途日帰り特急納車を希望されても対応可能です。
その場合も朝9時半入庫ですが当日19時頃にはお返し出来ます。
本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に、
お越しいただきありがとうございます。
弊社のDSC🄬(ドライアイスショットカーボンクリーニング)は唯一無二。
ドライアイス洗浄機は市販品を購入していますが、
DSCノズルやアダプターはもちろん作業手順やノウハウも自社開発。
DSC作業風景は完全非公開で作業中は工場扉も閉まっております。
その代わりに画像はたくさん撮影していますので、
作業完了後にはお見せして作業内容を説明しています。
もちろん希望があれば画像のコピーもお渡ししていますよ~。
DSCの御見積・ご予約は、
HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。
現在予約状況が非常に混雑していますので、
希望日がありましたらお早めにご相談をいただけると確保しやすいです。
どうぞ宜しくお願い致します。
HAPPY CAR LIFE!!