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兵庫県からスバル フォレスター SJG リニアトロニックCVTF完全圧送式交換。 

兵庫県からお越しいただいたのは、
スバル フォレスター SJG 走行距離21万km

リニアトロニックCVTF交換のご依頼です。

予約入庫から問診をして、試運転を行いますね。

リフトアップしフルードチェック。
問題はありませんでしたので作業を始めます。

今回はオプション整備のオイルパン脱着洗浄&ストレーナー交換も行います。

液体ガスケットがベットリ付いているので、
オイルパンセパレーターでゆっくり外していきます。

リニアトロニックCVTのフルードストレーナーは結構高額で、
トヨタ系などと比べると約2倍ほど高いですね。


液体ガスケットタイプの場合はミッションケース側と
オイルパン側のシーリング個所を清掃してから完全脱脂します。

また並行してポタポタ落ちてくるフルードがある程度収まるまで、
カバーを仮付けして少し待機します。

そこから液体ガスケットをオイルパンに最低限に塗りつけて、
ミッションケースに再装着しました。

この時に液体ガスケットにフルードが付着すると、
密着不良でフルード漏れになりますよ~。
またやり直しになりますので慎重に作業をしますね。

まぁ何百台も液体G/Kタイプのオイルパンを日帰り作業で装着しており、
慣れた作業ではあるのですが・・・。




ガスケットが硬化するまで養生して、
排出した分のフルードを補充しエンジン始動で完全暖機。


そこからチェンジャーの接続ホースをCVTに繋ぎます。


まずはNUTEC リンシングフルード(NC-RF)でプレ洗浄しますね。
全量イッキに交換しますよ~。
http://minato-motors.com/blog/?p=17434


オイルパン洗浄からプレ洗浄までして、
やっとここまでキレイになりました。


透明度も回復し、あともう少しってとこでしょう。

本命に使用するフルードは
NUTEC ニューテック ZZ51改。


全化学合成ハイパフォーマンスフルード(エステル系)は、
リニアトロニックCVTに対してかなりの台数に使用させていただいています。


フルードへの負担が大きいCVT車にはオススメしていますよ。

ローフリクション・ハイパフォーマンス。
高い油膜性能をロングライフに使用できます。

チェンジャーからNC-RFとZZ51改を入れ替えて、
もう一度圧送式で全量交換しますね。



最終的にはここまでキレイに入れ替わりました。

ここまでキレイになれば、次回交換推奨距離は約5万キロ。
その時はもうオイルパンを洗浄する工程は不要だと思います。

お話をお聞きするとこのフォレスターは、
10万キロぐらいでCVTを載せ替えているようです。

さすがに21万キロもCVTF無交換だと、
もっとフルードが汚れていたでしょう。


AT/CVTのフルードは汚れてクタクタに劣化してから交換するものではなく、
ある程度の走行距離で定期的に交換するのがベスト。

無交換で放置していてもメリットなんて何もない。

機械のメンテの基本はオイル/フルード交換からだと思いますよ。

オイルパンを脱着洗浄してCVTFを圧送式で交換し、
フルードクーラーを洗浄して規定温度でフルードレベル調整。

最後に試運転をして納車となります。
これらの作業は朝9時半入庫で夕方17時頃には作業が完了しました。

弊社ではリニアトロニックCVTでも日帰り作業で納車が出来ますので、
その間は大阪観光等をお楽しみください。





スバル リニアトロニックCVTの圧送式交換と
オイルパン脱着洗浄を日帰りで行える整備工場は全国的に少ないでしょう。
だいたい1泊2日が多いと思います。

弊社では早く確実に行える方法の開発と、
圧倒的な作業実績数で日帰り納車を可能にしています。




本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に
お越しいただきありがとうございます。

CVTF/ATF交換のご依頼は、
HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

どうぞ宜しくお願い致します。
HAPPY CAR LIFE!!

2020年6月14日

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