民間自動車整備工場の現状 そしてこれから。
今日は自動車新聞社発行の
『月刊アフターマーケット』の取材がありました。
(自動車整備業界紙なので、一般の方には馴染みが無いと思いますよ。)
数日前にお電話があり
(自動車整備業界でのスキャンツール活用)
について 取材依頼があり、引き受けました。
ミナト自動車では早い時期から
スキャンツール(車両診断機)を導入し
車検整備時や故障修理などに
いろんな使い方で活用してきましたが
どうやら業界全体では普及率が大変低くて、少し問題になっているそうですね。
(全国大小の店舗から 50店舗中に1店舗、100店舗中に1店舗そんなレベル)
メーターにある警告灯を消去する簡単な作業や
エラーコードの読み取りなど初歩的な使用方法から
刻々と変化する車両データ数値からの
故障診断や不具合の予測などの
高度な故障診断技術など
スキャンツールが無ければ出来ないのですが
なぜか?普及していないのが現状だそうです。
センサーなどの電子部品の良否判定に使う
オシロスコープなんてさらに低い普及率でしょう。
分からなければとりあえず
当たりを付けた部品を 交換するチェンジニア。
もしくは最初から診断しないでディーラーさん等の外部に丸投げ業者。
このような整備士や修理工場が増えてしまえば
診断技術も低下し、それに伴う設備も不要。
『 使わない 』
『 使えない 』
まぁこんな流れで普及しないようですね。
(いずれ我々民間整備工場 全体 の信用も無くなるでしょう。)
記者の方はその現状に危惧し
スキャンツールを導入活用して
ユーザー様にアピールしている業者を
記事で取り上げるために取材先を探されていたようです。
(今回東京から関西数店舗に出張取材みたいです。)
それ以外にもスキャンツール自体が高額で
年に数回の有料アップデートも有り
コスト的な面でも低普及率の原因にあるのでしょう。
4時間ぐらい取材を受けて
私なりの考え方を話したり
知らない裏話を教えてもらったりと
有意義な時間を過ごせたと思います。
(逆にミナト自動車の今後の課題も見えたような気がします。)
(○○編集長 取材に来てくれて、とても感謝しています。)
堺市にあるミナト自動車まで
来られない方も
お住まいの地域に
志の高い整備士や、やる気のある親切な整備工場は
必ずありますので
見つけられれば
きっと良いカーライフを送れると思いますよ~。