2020年 通常営業を開始しました。 中国地方をグルリと一周。
おけましておめでとうございます。
本日1月9日から2020年度の営業を始めさせていただきます。
どうぞ宜しくお願い致します。
例年年末はバタバタと忙しいので、
年始は長めに休暇を取っています。
今年は年始の3日から
広島・山口・島根方面に旅行をしました。
ちなみに去年は温泉旅館を数件巡り、
上げ膳据え膳の温泉旅行パターン。
これはこれで良いのですが毎年このパターンだと飽きるので、
今回はビジネスホテル&地元の居酒屋巡りで過ごします。
ホテルの予約も夕食の店も行き当たりバッタリ。
行きたい場所もアバウトに決めて西に向かいます。
たしか2年前は南九州巡りでしたね。
http://minato-motors.com/blog/?p=16547
山陽道をひたすら西に進み、
広島県呉市に到着。
呉市海自歴史科学館(大和ミュージアム)
前から興味があって行きたいな~っと思っていた場所です。
戦艦『大和』を中心とした模型・資料等が
展示されているミュージアムで有名ですよね。
個人的にはミリタリー兵器戦艦系の興味はあまりないのですが、
(なぜそうなったのか?)(なぜここにあるのか?)と
戦前/戦時中の歴史が知りたくてやってきました。
最近は博物館・資料館やミュージアム等を
グルリと巡るのがお気に入り。
(大人の社会見学みたいなもんです。)
今回もボランティアガイドに申し込んで、
解説を聞きながら見学をしました。
館内をウロウロしてみても、
(わぁ~凄いな~。)の感想で終わるのですが、
ガイドさんと回るとポイントを押さえた解説が聞けて、
非常に助かるのですよね。
3日の午後だったので結構人が多く、
2グループに分かれて観覧します。
入ってすぐにある大和の精密な1/10模型。
資料を元に再現されたようで、
甲板の茶色の部分はウッドデッキになっています。
鉄製の戦艦に木の板を張るの?と思いましたが、
南海方面に行くと直射日光で甲板が熱くなるので、
木の板で覆い遮熱していたそうです。
当時作業していた職人さんにお願いして、
忠実に再現しているとお聞きしました。
呉の歴史や戦時中の資料などがある資料室を巡ります。
普段は平日や閑散期に行くのが多いのですが、
やはり3が日ですね。人がかなり多かったです。
それでも明治維新後の呉の歴史や、
戦時中の状況などが聞けたので勉強になりました。
零式艦上戦闘機の横にある黒い物体は、
特殊戦闘艇『海龍』
世界大戦後期に製造された艇ですが、
ガイドさんは中央の部分の溶接を見てほしいと。
他の溶接部に比べて腐食が大きく、ビードも不均一。
ベテラン作業員は戦闘に駆り出されて居なくなり、
子供の作業員が溶接作業をしていたと。
その横にも特攻用の特殊兵器『回天』は
海龍の1/3程度の大きさの小型戦闘艇(乗員1名乗り)
艇の先端に爆薬を搭載して海中を進み、
敵の艦艇に突撃する。
平均年齢21歳の約100名の命が失われたのです。
秘密裏に製造され当時最新技術を集めた戦艦『大和』
完成時にはすでに時代は戦艦から、
戦闘機へと主役が移っており、
短い任務期間で沖縄の海で最期を迎える。
戦艦大和を中心にした展示内容ですが、
『大和』は凄かったんだぞ!!という内容ではなく、
戦争の悲劇を伝えてくれる資料館だったと感じました。
お隣にある海上自衛隊呉資料館(てつのくじら館)も
見る予定だったのですが、まさかの休館日・・・。
またチャンスがあれば訪れたいと思います。
夕方に呉を出発して、
広島駅のそばにあるホテルにチェックイン。
知らない街をブラブラ散策。
1時間ぐらいはウロウロして、
美味しそうな店構えで店選び。
1月3日という事もあって路地裏のお店は休みが多いが、
とりあえずお好み焼き(広島風)で乾杯です。
二日目は朝から広島平和記念資料館と原爆ドーム。
朝一なので記念公園内は人が少なく、
川の対岸から原爆ドームを眺めました。
この日は非常に天気が良く、空気が澄んでいる。
手を合わせてから資料館に行きますね。
同公園内の(広島平和記念資料館)
この場所を皆さんはご存じだと思いますが、
実際に来館した方はどれくらいいるのでしょうか?
一度は訪れておくべき場所だと思いましたので、
展示を見学させてもらいました。
この2つを訪れて感じた事を文字には出来ませんが、
こちらも来て良かったなと思います。
お昼からは岩国へ出発。
向かうは岩国城と錦帯橋。
駐車場について見た景色がコレ。
まさかの工事中・・・。
てつのくじら館に続き2度目か・・・。
去年12月中頃から今年3月中旬頃までの保全工事中。
あの美しい5連橋が見れないのは残念ですが、
橋を渡る事はOKなようです。
錦帯橋・ロープウェイ・岩国城共通チケットを購入し、
ブラブラ散策してみますね。
錦帯橋を渡り始めると後ろから声を掛けられました。
振り返ると地元ボランティアのガイドさんが、
(すみません。錦帯橋から御城まで行かれますか?)
(宜しければ案内をいたします。)と提案が・・・。
(ぜひ宜しくお願いします。)とガイドさんと3人で、
お城までブラタモリ状態で案内が始まりました。
たくさん観光客が多いなかラッキーです。
(夫婦2人でニンマリしました。)
山頂左にあるのがロープウェイ駅。
山頂右が岩国城天守。
錦帯橋の歴史や構造、架け替え技術、
城下にある武家屋敷の由来などを、
分かりやすく解説してくれました。
錦帯橋とロープウェイ駅との間には、
きれいな公園が整備されています。
昔はここに学校があったそうで
ガイドさんは卒業生だったそうですよ~。
関ヶ原の戦いのあと、吉川広家が築いた岩国城下町。
横山の山頂に要害としてお城。
3方を錦川で天然の外堀で防御。
S字に曲がる錦川の内側を上級武士の居住区にし、
外側を中下級武士と町民の居住区を置く。
旧山陽道から見てなかなか良い地形に
城を築いたのが地図を見ると良く分かります。
旧天守台跡の石垣と空堀・竪堀
天守まで登れば岩国市が一望できます。
城下をグルりと回って錦帯橋に戻る。
その間もイロイロと解説をしていただいて、
貴重な時間が過ごせました。
ありがとうございます。
この日も天気が良く瀬戸内海越しに四国が見えました。
佐々木小次郎像に岩国城。
電線が無ければ良かったのにね。
宿泊は下関市に予約をしたので、
山陽道で直行します。
ホテル周辺の繁華街をウロウロして、
美味しそうな店で今夜も乾杯です。
今回の旅行では中国地方を1周する事も含めていたので、
本州最西部の下関市から北上して、
山陰方面をグルリと東に戻りました。
途中に道の駅ランキング1位とアナウンスがある、
(道の駅北浦街道ほうほく)で朝食兼昼食。
おまかせ海鮮丼は金額に対してボリュームが凄く、
かなり美味しくいただきました。
角島大橋下はサーフポイントと知っていましたので、
上から波チェック。
この日はウネリも弱くなり、パワーが無さげでしたが、
腰ぐらいで10人ほど入水でした。
水は非常にキレイで
日光が当たるとエメラルドグリーン。
いつか入りたいですね。
近くにある(元乃隅稲成神社)にサラリと寄りまして、
萩市を目指します。
萩博物館で萩築城の歴史や幕末維新関連の展示など、
ジックリ観覧しました。
こちらでも無料ガイドを利用出来たのですが、
(特別展示 長州藩校 明倫館)がメインだったので
今回はスルー。
人物の歴史より地形地理的な歴史が好きなので、
萩の成り立ちを中心に見て回ります。
すると別のガイドさんが声を掛けてくれて、
萩に城が築かれた歴史を詳しく解説してくれました。
こちらも岩国同様に非常に防御力の高い地形ですね。
指月山を背に築城し、橋本川・松本川で天然の外堀。
三角州に城下町を整備し、微妙な高低差を利用した遊水池。
そこに城や町があるのは、
ちゃんと理由があるのですね。
夕方に近づいたので
今夜の宿泊地 浜田市に向かいました。
途中に何か所かサーフポイントを巡りましたが、
この日は午後から波が入らなかったようです。
浜田市でもホテルに勧められた居酒屋さんに行きました。
メニューに大きく(赤天)(名物)(マヨネーズで美味しい)
と大きく書いていたので
店員さんに赤天って何ですかと聞くと・・・。
(浜田市の名物の唐辛子を練り込んだ練り物です。)
(宜しければサービスで試食を持ってきますね~)
無料で試食を頂いたので、チョット恐縮。
美味しかったのでお土産に赤天を買って帰りましたよ~。
最終日になったのでこのまま山陰道をドライブ。
基本的に高速道路を走るのは楽しくないので、
下関から大阪まではほぼ一般道を走行しました。
(往路の山陽道は高速を使用)
高速を乗ると景色が見れないのと、運転も単調。
それに寄り道もしずらいですからね。
出雲市神西湖にあるウナギ屋さんで昼食を。
一口食べて(あっこの鰻の焼き方 ドンピシャ)
お店によって焼き方が違う(うな重)ですが、
ここはタレは控えめで器に盛られ、
外がカリッと中フワっと絶妙な焼き加減。
非常に美味しかったですね。
出雲大社や松江・米子は以前に観光したので、
スルーをし一般道で東へ進む。
石脇・青谷・白兎あたりを波チェック。
鳥取砂丘を越えて9号線で南下し、
無事大阪に到着しました。
走行距離1300kmぐらいを走りましたね。
てつのくじら館と錦帯橋は
またの機会に取っておきましょうか。
それでは本年もどうぞ宜しくお願い致します。
HAPPY CAR LIFE!!