燃費向上とアイドリング制御 E51エルグランド V6エンジン
前回ブログでATF交換した
E51 エルグランド V6 74000km
同時に車両整備も承りました。
お話を伺うと
『スパークプラグ全数交換と
エンジンの回転数が基準値よりも高いような
気がするので調整をしてほしい。』という内容。
最近の車両は回転数などを
すべてECU(エンジンコントロールユニット)で
管理されているので手動調整は出来ない構造です。
大幅に基準値から外れている場合は
何か原因が有ると思われるので
スパークプラグ交換と一緒に見ていきますね。
エルグランドのV6エンジンは
奥の方に配置されており
特に5番と6番のプラグ交換は少し窮屈です。
外れたスパークプラグと
今回装着する高性能NGK プレミアムRXプラグを
比べるとこんな感じです。
プラグギャップが開き
燃焼状態も あまり良くない色をしていますね。
(良好だともうすこし白く焼けています。)
装着予定のプレミアムRXプラグは
NGK史上最強の新スパークプラグ。
期待が持てそうですね。
http://www.ngk-sparkplugs.jp/products/sparkplugs/rx/index.html
左バンクのプラグ交換では
スロットルボディが邪魔になるので外します。
回転数が高いのは
スロットルボディにカーボンが
蓄積しているのが原因でしょう。
距離から考えると十分蓄積してるはず。
新車設計時の空気量から の
学習制御が出来ていないので
清掃してリセットしますね。
バルブの隙間が
カーボンで詰まっていたのが
よく分かりますね。
すべてのプラグ交換と
スロットルボディ清掃を終えて
エンジンを掛けると
回転数が3千回転あたりでハンチング。
そのまま暖気を済ませて
診断機で(急速TAS学習)をします。
すると回転数は700回転で安定しました。
整備前から比較すると
Pレンジで 1000r/min → 700r/min
Dレンジで 780r/min → 620r/min
に落ち着きました。
これでアイドリング時の燃費も良くなり
加速時もプレミアムRXとNUTEC ZZ51改
で見違えるようになると思いますよ。