陸送プランも好評中!! 香川県からマツダ デミオ 10万キロ前のリフレッシュ整備。
弊社がオススメする提案型整備(リフレッシュプラン)
全国各地からお越し頂きありがとうございます。
『遠方から来店している方は、
どんな感じで入庫しているのですか?』
とメール相談時によく聞かれます。
リフレッシュプランの場合は
入庫して数週間後のお引渡しとなると、
自宅から弊社まで2往復が必要。
全て自走される方(代車で)もいれば、
飛行機・新幹線等で一度帰られる方も多いですね。
今回のお車は片道だけ陸送会社に運んでもらう
(陸送プラン)で車両が入庫しました。
2週間後に電車で来店し
納車するスケジュールになっています。
香川県からのご依頼は
マツダ デミオ DE3FS MT車
走行距離95000km
走行距離が10万キロに近づき、
乗り心地やフィーリングが悪化。
・ロードギャップで突き上げが大きい。
・ロールが大きくフラつきやすい。
・アイドリング時の振動が大きい。
・新車で購入し普段のメンテはディーラーにて実施。
・まだまだ長く使用したい。
車両全体を点検してもう一度新車時に近づけようと、
リフレッシュプランをご相談頂きました。
陸送でデミオが到着し雨の中を試運転をして、
まずは現状をチェック。
なんとなく不満点が分かるような
車両コンディションで10万キロ相応の乗り味。
排気ガステスターで燃焼状態をチェックし、
バッテリーアナライザーで充電状態も測定。
スキャンツールを接続し、
ダイアグコードとライブデータを確認します。
整備前に行う(事前アライメント測定)で、
サスペンションの状態も確認しました。
こうする事によりビフォーアフターが数値で分かり、
この数値がプランニングに役立ちます。
そこからリフトアップをして
下回りやエンジン等を点検します。
デジタル・アナログ両面から点検した内容で、
オススメの整備プランを提案させて頂きました。
お聞きしている予算内で、
(もしこの車が自分の愛車なら、どう整備するだろうか?)
作業重複度や今後の使用状況も考慮して、
プランニングしています。
オーナーさんと協議してOKが出ましたので、
作業を開始しますね~。
スパークプラグはNGK プレミアムRXに交換。
長寿命・高性能プラグで燃焼系をリフレッシュ。
電子制御スロットルボディを清掃して、
エアエレメントも交換しました。
アイドリング安定化に有効ですよ~。
結構汚れていましたね~。
エンジンの振動を吸収するマウントインシュレーターを、
3点全数交換しました。
これでアイドリング時の振動は
大幅に改善されるでしょう。
ウォーターポンプとファンベルト交換。
ラジエターリフレッシューで
LLCを圧送式で交換します。
最後にエア抜き作業と
LLC再生強化剤でリフレッシュ。
フロントサスペンションも整備します。
・ロアアームASSY
・スタビライザーブッシュ
ブッシュとボールジョイントは単体供給がなく、
ロアアームASSYで交換しないと部品が出ません。
でもASSYで交換すれば
今後10万キロは無交換で使用できますね。
フロントショックアブソーバーは
カヤバ ニューSRスペシャルをチョイス。
カヤバの欠品でスケジュール遅れがあると困るので、
今回は前金を頂いて事前に入荷させました。
ショック消耗品(バンプ・B/G等)は
オール純正品で全交換しましたよ。
ブレーキキャリパーもオーバーホール。
キャリパーを完全洗浄して、
シールとダストブーツを交換します。
最後にピストンを出し入れして、
・スムーズに動くか?
・ブーツの装着は正しいか?
車体組付前に確認します。
キャリパーブラケットも
清掃してグリスアップ。
ブレーキパッド残量は9割残っているので、
再利用する事にしました。
パッドシムにグリスアップをして、
音鳴り・振動吸収対策をします。
ディスクローターは研磨して再利用、
耐熱塗装で軽く化粧直ししますね。
これでブレーキタッチやフィーリングが回復し
コントロールしやすくなりました。
リアサスペンションはトーションビーム式。
アクスルビームを車体から切り離し、
ブッシュを交換していきます。
冶具とSSTを駆使して、
ブッシュの抜き替え作業。
位置決めの印をして
圧入交換しました。
スプリングインシュレーターと
リアアブソーバーも同時に交換します。
リアブレーキはドラム式。
ライニングシューの残量は十分あるので、
今回はペーパー掛けして再利用。
ブレーキドラムは研磨にて対応しました。
試運転後に
ブレーキ調整を数回行います。
マニュアルミッションのギアオイルには、
NUTEC ニューテック NC-70 75w90
全化学合成ギアオイル(エステル系)を使用しました。
スコスコと軽くシフトが入りますね。
カーエアコンリフレッシュαで
エアコンメンテ。
規定充填量を重量管理で再チャージ、
150gほど冷媒ガスが少なかったようでした。
充填量の誤差が±15gしかないので、
目分量でのあいまい充填はNGです。
コンプレッサーの保護と強化には、
NUTEC NC-200をオススメしています。
・ハンター社 ホイールアライメントテスター WA470
・イヤサカ社 ビシャモン アライメントマルチリフト
1G締付をしてから試運転をし、
ホイールアライメントを調整します。
入庫時にはリア側のスラスト角が0度9分ほどありましたが、
そこは微調整でクリアします。
フロント側はSAI・キャンバーも整えながら、
キャスター・包括角度も左右差を最小限に調整しました。
リアがほぼ調整出来ないトーションビーム式でしたが、
良い感じに収めれたと思います。
試運転をすると非常に乗りやすい
デミオになりました~。
9万キロも走行すればサスペンション系は、
ほぼ新車時の性能を発揮出来ないでしょう。
(カタカタ・フラフラ・クタクタ)
エンジンの振動やブレーキの甘さにも
気になる距離ではないでしょうか?
バラバラに個別作業をするよりも、
ある程度はマトメて作業した方が
実は経済的で効果的。
バラバラにすると効果も薄く、
工賃も重複しムダが多いのですね。
本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に
お越し頂きありがとうございます。
陸送会社を利用して入出庫する(陸送プラン)は、
条件が一点だけあります。
それはユーザー様自身でお近くの陸送会社営業所まで
お車を搬入して頂く事になります。
個人宅から弊社までは高額ですが、
営業所から弊社までなら手頃な金額になるので、
お手数は掛かりますがご協力お願い致します。
リフレッシュプランのご依頼・ご相談は、
HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。
どうぞ宜しくお願い致します。
Happy Car Life!!