静岡県からIS350 Fスポーツ GSE31 サスペンション・ブレーキリフレッシュ。 ホイールアライメント調整。
弊社は少人数で営業していますので、
作業キャパに限度があります。
日帰り作業のATF完全圧送式交換やDSC、
数週間お預かりして作業するリフレッシュプラン。
上記作業を中心にお引き受けをしており、
個別の整備依頼には手が回らないのが現状です。
それでも全国から整備依頼を頂きますので、
なるべく対応出来るようにしているですが・・・。
静岡県中部からお越し頂いたのは
レクサス IS350 Fスポーツ
GSE31 走行距離 20万キロ
このIS350は今回で4回目のリピート入庫です。
毎日の通勤で高速道路を100km以上は走行するので、
走行距離が増えるペースが速いようですよ~。
30万キロまでは新車時に近い状態で使用するために、
サスペンションやハブ周り、ブレーキ関係の
リフレッシュ整備を依頼されました。
フロントハブB/G ASSYは酷い固着が無ければ、
比較的簡単に交換が可能です。
異音がする前に予防整備ですね。
リアハブB/G ASSYは結構大変で、
マルチリンクのサスからナックルを外す必要があります。
簡単に外れそうに見えて、
結構手間取る作業なんですよね。
また取付にも順番があるので、
コツが必要なんですよ~。
今回はGSE31 Fスポーツ用のカヤバ製がなかったので、
オール純正ショックアブソーバーで交換します。
マ-クXからIS350までアブソーバーの見た目は同じなんですが、
純正価格が大幅に違うので中身がおそらく違うのでしょう。
リア側も同じくアブソーバーを交換します。
同時にロアアームASSYと
スプリングインシュレーターも交換しました。
ショックアブソーバーと一緒に
消耗品も同時交換が基本でしょう。
ブレーキキャリパーもオーバーホール。
アルミキャリパーは傷が付きやすいので、
慎重に分解洗浄しますね。
新品シール・ダストブーツを組み立てて、
確認のためにピストンを出し入れします。
ピストンがスムーズに動くか?
ブーツが正確に装着されているか?
最後に確認してから車体に取付しています。
リアブレーキは浮遊式キャリパーなので、
ブラケット側も整備しましょう。
古いグリスは洗い流し、
新しいブーツとグリスを装着。
キャリパーオーバーホールは、
ビフォーアフターが全く変わります。
各機構のスムーズさがハッキリ改善されるので、
ブレーキの理解度が高い整備士ほど
このO/H作業を重視し推奨するでしょう。
歪んでレコード盤状になったディスクローターは、
ローター研磨機で再生しますね。
耐熱塗料(600℃)ブラック艶消しで
軽く化粧直し。
純正ブレーキパッドのダストが酷いとお聞きしたので、
DIXCEL 低ダストブレーキパッドMタイプをオススメしました。
V6エンジンのスパークプラグは、
サージタンクを外して交換します。
GRエンジン用のNGK イリジウムMAXは
常時数台分は在庫していますよ~。
スロットルボディも清掃して初期化、
アイドリング安定化にはオススメですね。
ほんの僅かなカーボン付着で
アイドリングは乱れてしまうのですよ。
10万キロ前に交換したデフオイル NUTEC NC-70を
今回も同じくNC-70で交換しました。
中空ガスケットを規定トルクでマシ締めします。
最後にアライメントリフトで1G締付してから、
軽く試運転を行いました。
そこからホイールアライメントを調整します。
測定するとオールグリーンの基準値内で、
全く問題ないように見えますが・・・・。
キャンバー・SAI・包括角度に
左右差が少し出てますね。
サブフレームを移動させて行う
クレドル調整も実施。
これが決まればリアとフロントのトゥを調整して、
ステアリングセンターを確認。
VGRS & DRSの初期化も行い、
試運転をして全ての作業が完了しました。
(まさかこのIS350が20万キロ走行しているとは思うまい。)
そんな出来栄えに自画自賛。
このIS350は過去3回の入庫から
ある程度のコンディションは把握していたので、
事前に作業をする内容が決まっていた今回は、
前金制になりますが入庫前に全ての部品を手配しました。
お預かり期間は約1週間でした。
こんな感じでお引き受けできる作業は
なるべくOKしたいのですが、
そのあたりは予約混雑状況などによって変わりますので、
ご理解の程宜しくお願いします。
ご予約・ご相談は
HPお問い合わせフォームからお待ちしていますね。
Happy Car Life!!