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診断機で回転数の変化を。  前触れのないエンスト。

信号待ちなどでエンストする
GD1 フィット 5万キロ
頻繁にエンストするようで
さっそく試運転
s-image (4)
冷間時はエンストしないが
暖機完了後、
信号待ちなどの停車時
エンストしました。
前触れもなく、いきなり止まる感じでしょうかね
(センサー類がいきなりアウトになるような止まり方?)
s-image (3)
ダイアグの故障コードは無し。
診断機のデータモニター
表示させながら走ると
エンストはしないが
稀にエンジン回転数
500回転まで下がります。  
(体感的にはそんなに車体振動の変化はないし。気が付かないぐらい。)
普通低くても600回転以上かと。
この年式のフィットは
エンジン、ミッションの不調が多くて
代表的な所で
ダイレクトイグニッションコイル不良
EGRバルブ不良
ミッション湿式クラッチのジャダー

などありますが
どうやらこれらではないようです。(感覚的にですが。)
プラグは1年前に交換済みで
A/Cオフの時に発症しやすく
オンにするとしなかったので
まずは吸気系統から見ていきますね。
s-R0012115.jpg
エアエレメントは問題無く
スロットルボディーはややカーボンが有る程度
(このワイヤー式のバルブ部分を洗浄してもあんまり意味無いですよ!  もともと全閉ですから。)
(電磁式は全閉時でも少し隙間があるので、カーボン除去はしないといけませんよ。)
s-R0012111.jpg
スロットルボディーASSYごと外して
裏に付いているIAC  (アイドルエアコントロールバルブ 通称ISCV)を分解していきます。
s-R0012104.jpg
バイパス通路に
カーボンが蓄積しているのが分かりますか?
この状態で洗浄剤を掛けると
モーター部に液が侵入し、
ショートしますので
さらに分解していきます。
s-R0012112.jpg
IACモーター部を外すのは
特殊工具が無いとダメで      (よくある6角菊型ではなく、5角です。)
メーカー側は分解防止の為にこうしているんですね。
確かに無暗に開けると壊す可能性がありますから。
工具が有るので
さらにバラしていきますね。
s-R0012114.jpg
モーター部を外して
バルブ軸を手で回すと
カリッカリッと引っかかる部分が。
IAC(ISCV)のモーターは
トルクが無いので
少しの抵抗でも作動不良になるんですよ。
ベアリングなどを壊さぬよう
慎重に洗浄。
バルブ軸もスムーズに回転し
再度組立していきます。
s-R0012099.jpg
試運転は
アイドルアップしないよう
エアコンオフ
38度の外気温
窓ガラス全開
30分3セット。
s-image (1)
無事エンスト再発せず
作業完了。
経験的には
センサー系突然死のような
エンストの仕方。
しかし
実際は制御系統のIAC。
診断機での回転数の変化
見ていなければ
クランク角センサーなどに
気を取られて
もう少し時間が掛かっていたかも。

2012年7月28日

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