お値段以上のハイパーS 違いの分かる方のみオススメ!
基本的に自動車修理業は
現状回復や修復復元など
新車品質に近づけるのが主な仕事で
ボディコーティング
エアロカスタマイズ
チューニングアップなどの
新車以上の性能アップは
少し専門外に感じます。 (個人的な主観ですが。)
今日は当店で取り扱っている
数少ない『新車以上』商品のご紹介です。
ATF交換依頼の電話問診で
現在5万キロ走行し
すでに2回ほどATFを交換済み
① 大型カー用品店で飛燕ATF (上抜き)
評価は良好。
② ディーラーで純正ATF (上抜き?orオイルパンドレンアウト?)
評価は??。のちにWAKO’S AT-Pを投入して改善。
そこで今回はWAKO’S ATF ハイパーSを
トルコン太郎で交換しました。
試運転、油量などの事前点検を
してからセットアップ
10ℓの交換予定でまずは5ℓから行います。
右端の排油モニターで回収したATF確認。
距離と交換歴のわりには
結構汚れていますね。
以前の交換方法が圧送式ではなく
上抜き(循環式)だからでしょうか?
5ℓチェンジした後のクリーナーモニター
メッシュフィルターの縦縞が見えませんね。
20分クリーニングモードでフラッシング。
そして残りの5ℓを交換しますね。
上抜きとはいえ
2回交換されてあるので
10ℓでほぼ入れ替わりました。 いい感じです。
10万キロ以上の無交換の場合は
総容量の1.5~2倍を目安に
オススメしているんですよ。
オイルクーラーの専用液で噴射洗浄し
残るは油量調整ですが
MPVユーザーさん気を付けてくださいね。
冷間時(20℃)で下のVカットマーク
その後、温間時(65℃)で上のVカットマークの間です。
この65℃はエンジン水温ではなく
ATF油温ですので車両診断機で確認します。
油量調整に手間取っていると
すぐに90℃近くに上昇するので
その場合は再度冷めるまで
待たないといけません。
多くても少なくてもダメなので
正確に測りましょう。
作業完了し引き渡しをした後
オーナー様からお電話を頂きました。
(ありがとうございます。なかなか感想を聞ける機会がないので助かります。)
WAKO’S ATF ハイパーSを入れて
かなりフィーリングが向上したようです。
私も交換前後で試運転しましたが
変速時のタイムラグがなくなり
スパッとシフトチェンジするのが分かりましたよ。
通常は切り替わり時の
惰性で動く部分が
感じられるのですが
それが無くなりましたね。 (文章で説明は難しい!伝わるかなぁ?)
違いのわかる方にはオススメですよ。
比較的低走行のお車には
新車以上のフィーリングが得られるかもしれませんね。