直噴 インテークバルブ カーボン蓄積。 パーフェクトで大量。 平均的で大漁。
直噴エンジン特有の症状である
インテークバルブ に蓄積する大量のカーボン。
WAKO’S RECSなどの洗浄剤では除去不可能だと、
弊社独自に研究し開発したのが、
DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)
おかげさまで、もうすぐ1年になろうとしています。
今回のDSC作業のご依頼は
兵庫県神戸市から来店の
GRS182 クラウン 13万キロ。
インテーク系統の部品を外し、
バルブが見えるまで分解します。
インテークポートから覗くと、
10CMほどの穴蔵が確認できます。
その最深部にあるのが、インテークバルブ。
今回は画像多めで紹介しますね。
過去に作業してきたGRエンジンの中では、
3位以内に入るほどの蓄積具合。
ここまで蓄積が酷いと、
ヤル気がMAXになるのは気のせいでしょうか?
(オラ ワクワクすっぞ!!という感じですね。)
耐水・耐容剤 性能が非常に高い
3M社 (マスキングペーパー 6753) で完全防備。
飛び散るカーボン片から車両をガード。
グリーンテックジャパン社
ドライアイス洗浄機(ドライアイスパワー)
http://www.greentech-japan.co.jp/
TV 『ほこxたて』
絶対に剥がれない塗装 VS どんなものでも剥がす洗浄機
http://www.greentech-japan.co.jp/hokotate/
3mmドライアイスペレットをチャージし、
DSC特注専用ノズルをセットアップ。
準備完了・ショット開始。
1ポート 10秒ほどショットすれば、
ペレットが直撃した部分だけ
カーボンが吹き飛びます。
飛び出たカーボン片は
基本的にバラバラになるのですが、
まれに塊で飛び出してきます。
カーボン片の大きさ。
ポート内径の大きさ。
十円玉と比較すると、
大きさが分かりやすいですね。
精密に加工されたエンジン内部を、
一切のダメージを与えず付着物を除去。
高圧の圧縮空気 と ドライアイスペレットは
大気に消えますので
残留物は飛び散ったカーボンのみ。
熱収縮 と 昇華爆発力を利用して
全12ポートを剥離していきます。
ここまでキレイに出来るのは、
オーバーホール or DSCだけだと思います。
もしドライアイス洗浄機が無くて
手作業で(キレイにしてほしい)と依頼があれば、
間違いなく断るでしょう。
いったい何時間掛かるのか?
はたしてココまでキレイになるのか?
採りきれなかったカーボン片が
もしバルブシートに挟まったら?
手作業で完全除去は
日帰り作業だと
まず不可能だと思いますよ~。
スワールコントロールバルブも洗浄し、
スロットルバルブは清掃・初期化。
数回の初期化で
アイドリングが落ち着けば完成です。
DSCのみなら
約6時間ぐらいで納車になります。(もちろん日帰りOK)
今回は全ポートで大量に蓄積していたので、
大物カーボン片がたくさん捕獲?できました。
大量&大漁だったと思います。
横幅は十円玉との比較で分かると思いますが、
大物の一つを厚み計測。
4.5mmでした。
ポート内径にも、1mmほどぐるりと蓄積。
バルブ全周に付着しているので、
ざっくり8mm以上はポートが狭くなっているのでは?
メーカーが推奨する
・エンジンオイル交換
・オイルエレメント交換
・エアエレメント清掃・交換 はこんな感じ。
メーカー特別保証(エンジン・ATなど)
新車から5年間 もしくは走行距離10万キロ。
(早く到達した方が適用)
上記メーカー推奨交換時期を
参考にしている方は少ないでしょう。
頻繁に新車へ乗り換える方は、
特別保証があるので安心ですが・・・。
今回のクラウン182オーナー様も、
ごくごく平均的なメンテナンスをされていたようですよ~。
それもメーカー推奨交換時期以上の頻度で。
私が一年間、
DSC作業をしてみて感じたことは。
メンテナンスパーフェクトなGRエンジンでも、
カーボン蓄積は大量。
平均的なメンテナンスなら、
それ以上に溜まっている可能性が高いと思います。
(おそらく大漁!)
DSCのご相談は
HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています~。
Happy Car Life !!