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ペーパーではなくヴェイパーロック。 止まらない車は凶器です。

整備をしないで車検だけ依頼される場合が
ありますが
なるべくブレーキフルードだけは
交換をおすすめしています。
                  (私的には強制にしてもいいぐらいですが。)
車検毎の数少ない定期交換部品の一つ
ブレーキフルード(ブレーキオイル)。
s-RIMG0976.jpg
他の部品は耐久性が向上しているのですが
このオイルだけ少し他とは違います。
ブレーキフルードは
吸湿性が極めて高く、2年以上経過したフルードは沸点が著しく低下します。
一般的にブレーキフルード交換時期は吸湿率3%が目安
データでは
1年で2% 2年で3%を超え
新品フルードの半分まで沸点が下がります。
すると
連続ブレーキなどでフルード自体が熱を帯びると
簡単に配管内で沸騰し
急にスコッとブレーキが利かなくなります。
ヴェイパーロック現象(vapor=気泡)
教習所で習ったような? 気がします。
しかも水分がブレーキ配管の錆、キャリパーのオイル漏れの
原因にもなります。
s-RIMG0979.jpg
車の使用頻度や走行距離に関係なく劣化しますので
是非交換をおすすめします。

2011年7月11日

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