難しいからヤリ甲斐があるのでしょうか? たまにドツボにハマります。
春の暖かい日差しの中に
ピリッと北風が混じる4月中旬。
もうすぐGWですね。
日差しが良いと塗装調色の良いタイミング 。
太陽光の下で色合わせ
実車と比較しやすいんですよね。
(ソリッド白だとうす曇の方が良いかも。)
ニッサンのシルバーに多い
カラーナンバー KY0
少し前の定番シルバーメタリックですね。
同じカラーナンバーの同一車種でも
年式によっては全然色が違う場合もあるんですよ。
しかも同じKY0でも
車種や年式、製造工場が変われば
当然さらに違いが出てきます。
通称 色ブレ ですね。
太陽光を45度に当て
スカシて見ればこんなに違うんです。
(目の粗さ、黒味などはハッキリ違いますよね。)
なぜココまで同じカラーなのに
と思われるでしょうが、
自動車メーカーに複数の塗料メーカーが
塗料を納入しているので
新車時から微妙?大きな?違いが出るんです。
販売後のメンテナンスも影響があるでしょうし。
色が違えば
配合されている塗料や
比率も変わります。
メタリックの荒さ やキラメキ具合
青味、黄色や赤味などいろいろです。
このキューブを調色するには
カラーチップを順番に実車に当てて
一番近いチップの配合で調色を始めます。
よく言われるのが
『 自動車メーカーから純正色を一缶買ってきて、 塗装するだけでは? 』
と思われるようですが
実は一色ずつ各車ごとに、毎回色合わせしてるんですよ~。
しかも
この配合通りに原色を入れても
70%ぐらいしか合っていないので
実際は経験で原色を足したり
調色板に仮塗りを繰り返し
現車に合わせていくんです。
塗装職人の大きな苦悩は
調色作業 と 塗り肌合わせ
じゃないでしょうかね。