ATF交換ってどう?
大変多くのお客様に支持を頂いている
ミナト自動車式ATF交換。
低走行の高年式車から
車齢20年以上や
20万キロオーバーお車などなど
いろんなお車を作業させて頂いて
たくさんのオーナー様とお話する事があります。 ありがとうございます。
よく言われるのが
『ATFは交換しないといけないの?』
というご質問。
大変多いです。
そこで分かりやすく簡単に説明したいと思います。
注意 一整備士の考えなので 『違うな!』っと思いましたら
以下の文は軽くスルーしてくださいね。
ATFの交換理由 その1 『スラッジのリセット。 』
AT内部のギアや多板クラッチから発生する磨耗粉。
金属のような硬い物が触れ合う以上
極微量ですが少~しずつ出てしまいます。
それをATFが抱え込みますが
抱え込めないほど増えると
底に沈み、オイルパンに溜まります。
身近で例えるなら
ビーカーに水を入れ
攪拌しながら
塩を少しずつ入れていきます。
当然溶けていき
食塩水になるのですが
ある一定の量まで入れると
溶ける事無く
底に沈みだします。 (飽和状態ですね。)
その後も入れ続けると
底にどんどん蓄積しますよね~。
これはATF でも同じなんですよ。
しかも
ATFの中に抱え込まれた
スラッジが 多くなれば
パルブボディ内のバルブ作動部で
潤滑低下を起こし
ソレノイドに負担を掛けます。 (ほんの少しだけです。)
または放熱性が悪くなり
新油の時と比べて
慢性的な微高油温状態になります。 (あくまでも少しだけです。 )
少しずつですが
どちらも機械にとって良い状態ではないんですよね。
そこで
ATFを全量交換してリセットしてあげれば
ATの負担が減り、故障リスクも減ると。
これはATF交換の必要性のほんの一例。
他にもたくさん理由は有るのですが、今回はこのへんで終わります。