反省と故障原因の追究
前回、前々回ブログで紹介した
プレマシーの
点検整備とリビルトAT交換を完了し
納車をしました。
その日に夜にメールを頂き
お客様から調子は良好とのお連絡。
あ~よかった、よかったと思っていると
次の日にメーターパネル内のHOLDランプが点滅し
変速しないと連絡が入りました。
(30分ぐらい走行すると異常が発症するようです。)
すぐに代車を手配し引き取りに。
工場までの帰り道(1時間)では異常は発症せず
車両診断機(G-SCAN)で調べると
P0500 スピードセンサー信号系統のエラーがありました。
そこで試しにセンサーカプラーを抜いて走行すると
HOLD点滅 変速固定はするのですが
スピードメーターの針も動きません。
(オーナー様に聞くと異常時は針は動いていたそうです。)
(HOLD点滅、変速固定はフェイルセーフティーが働き、どこかのセンサーが異常になると作動します。)
マツダ車でHOLD点滅の定番は
パルスジェネレーターの故障。
同じような症状が出ますが
その場合はメーターの針は正常です。
ちなみにこれのカプラーを抜くと
P0715 パルスジェネレーター信号系統のエラーコードがでます。
リビルトATはメーカーのマツダから取り寄せ品。
ですがスピードセンサーは付属しておらず
旧ATからの移植でした。
リビルト品のセンサー移植はよくある事で
今回も試運転で問題なければ大丈夫だろうと。
数日間試運転を繰り返しましたが
発症しないので
可能性のある二つのセンサーを交換しました。
(もちろんミナト自動車で費用を負担しました。)
納車前の試運転は
修理状況にもよりますが
30分X3回を目安に
しています。
(冷間時から30分
その間に不具合が無ければ
そのまま納車となるのですが
稀にこのような場合もあるので
どこまで試運転をすれば良いのか?は
悩みどころですね。
それよりもお客様にご迷惑とご心配を掛けたのが
申し訳ないと反省しています。