何事も経験ですね。 慣れない作業は筋肉痛。
ミナト自動車は
基本的に自社で出来る事は
自分達でする事にしています。
作業を外注すれば効率は良いのですが
細かい所に目が届かなかったり
ミナト自動車と同じクオリティーの作業内容、手順を求めると
高額になるか、引き受けてくれないと思いますので。
各整備工場には独自の手順が有り、
こちらの仕様を押し付けるわけにも
行かないので当然ですよね。
ただし
数少ない信頼できる業者に外注依頼する時も有るのですが
その時は時間と金額はお任せするようにしています。
今回は車両整備用パンタ式リフトを
増設することになったのですが
こちらはまったくの専門外ですが
自社で工事を行ってみました。
何事も経験なので
ネットや経験者、
プロの業者さんにアドバイスを貰い
全てミナト自動車でしてみましたよ~。
(男が二人、プロの自動車整備士ですが
土木工事は全くの素人です。)
土木関係の道具や機械は
何もないので
レンタル建機屋さんでお借りしました。
(もちろん全て未経験の機械ばかり)
まずは
床コンクリートをコンクリートカッターで
予定ラインにカット。
ハツリで砕いて
土砂残土を取り除き
ランマーで転圧していきますね。
(砕石を引く予定でしたが思いのほか地盤が締ったので省略)
次に信頼の国産リフトならビシャモン
超薄型リフト トータス Gリフト
がスッポリ収まるように
ベース本体を製作していきます。
重さ約100kgのベースを
ミリの高さ調整が出来るように
アジャストスクリューボルトを
ホームセンターで見つけて取付。
油圧ユニットが別体式で
リフト自体の厚みは10cm 。
2.5トンまで昇降でき、大型輸入車以外はほとんどOKなんですよ。
(国産車メインなのでこれで十分ですね。)
リフト設置業者のアドバイスの下、
基礎ベースの水平レベルを出していきますね。
レーザー水準器では精度が甘く
ミリ単位の設置をしなければ
ダメなのでオートレベルを借りましたよ~。
(工事現場で良く見る覗くヤツ、使うのも初めてで説明書から読み出しました)
四隅と中央2点を正確に測定し
アジャスターでレベルを調整。
バッチリ決まれば
アンカーと溶接して動かないようにしました。
次の作業の生コン搬入でズレると台無しですからね。
油圧ユニットに繋がるパイプを取り付けて
自然浸透式排水溝を埋め込み
生コン屋さんにコンクリートを発注しました。
次の日の朝一から
生コンを打ち込み
バイブレーターで締固め
コテで仕上げていきます。
下の画像のように掘り込み仕上げなので
素人の私は2度に分けて
コンクリートを打つと思っていたのですが
(ネット検索で見た業者も2回に分けていました。)
リフト設置業者のオッチャン曰く
『一発で打った方が、狂いも継ぎ目の無く 丈夫だよ』
と指導して頂き、
通常より生コンより2ランクアップの品質に上げ
硬さも硬めでオーダーしました。
『生コンは固まり始めたら早いよ~』
と生コン屋さんの運転手さんが言っていたので
急いで均していったけど
板金塗装のパテよりは
遥かに遅いので左官作業は楽勝よね~。
ベースから-10cmの位置にフラットな基礎が完成しましたよ。
数日後には
ビシャモン トータス Gリフトが搬入&設置されるので
その頃には完全にコンクリートも固まっていると思います。
人件費は今回発生しないので
材料費とレンタル建機代のみですが
購入店の工事見積の3分の1に収まり
納得の行く完成度。 (自画自賛)
数日筋肉痛に悩まされましたが
良い経験になったと思います。
アドバイスしていただいた方々
大変感謝しています。
なんとか無事終了しましたよ!!